北陸新幹線開業!金沢駅のドキュメント2015年3月14日!歴史的な始発かがやき500号の出発を見守ってきました
着工費用1兆8000億円の巨大事業。ソフトバンクの孫正義の総資産もこのくらいじゃなかったっけ?とか色々と謎なこと思ったりもしましたが。この北陸新幹線開業まではとにかく平坦ではなかった。東海道新幹線の次の年、佐藤栄作が北陸でも新幹線を整備すべきと、1972年に北陸新幹線の整備が決定。北陸でも観光ブームがやってきてディスカバー・ジャパンブームで能登などにも多くの人が入ってきた。これはもう30年以上前の話になるんですね。
オイルショックで北陸新幹線着工凍結。昭和三大馬鹿査定とまで言われた。1988年に在来線を三セク化するなどの条件付きでの新幹線着工。
東京オリンピックとともに東海道新幹線の開業、長野オリンピック、次の2020年東京オリンピックも決まり、その2020年の東京オリンピック前にようやくこの北陸新幹線の開業にこぎつけたのだ。なんにしても凍結の連続でここまでの道のりはとにかく険しかった。
平坦ではなかったこの北陸新幹線というのは北陸にとって歴史的な側面も持ちます。現代ではもちろん東京からの観光客が増えるということから観光としてのアドバンテージがもちろんですが、歴史を深く掘っていく本メディアとしてはやはり北陸新幹線が歴史における位置として北陸街道とほぼ一致する点に注目したいのです。
参勤交代が行われていた時代はおよそ2週間ほどかかって 金沢 → 江戸 まで通っていたわけですが、それが2時間半に。ここ150年ほどでここまで時間短縮できるとは。当時の加賀藩主がこれをどう思のでしょうか。感慨深いものがあります。
まさに参勤交代のルートと一致するといってもいい。今度しっかりと特集したいと思っています。
ご存知の通り観光に関しても北陸新幹線はとても大きなアドバンテージを持っています。長野・首都圏からの観光客が多くやってくる。数年後には函館まで新幹線が開通するが首都圏から函館まで新幹線に乗る人はいない。飛行機を使うだろう。仙台・青森などから北海道へ行く方が新幹線を使うというのが一般的だろう。
ということを考えると観光に関してはやはりこの北陸新幹線効果は続く。私はそう思っています。また、その他マイナスの影響も言われますが、プラスとマイナスどちらが大きいかという結果論でしか語れない。今語るには早過ぎるだろう。本メディアでできることはこの金沢の魅力をずっと届け続けるために本メディアでは努力するのみです。
様々な思いが交錯する北陸新幹線。
2015年3月14日 午前5:00
金沢駅西口。朝5時なのに歩く人がちらほら。散歩じゃないようです。そしてビルの影からなにやらぞろぞろと影が。警備員が。相当の数の警備員さんを駅に配置するということを事前に聞いていましたのですが、駅から離れたところからもぞろぞろと出てくるとは。。
さんと寒い朝なんでしょうか。地面が凍っていました。自転車を乗る人もいて結構びっくりしました笑
うわぁ。一体どこから人が来たんだと思うくらい人が。朝5時ですよ。
新幹線開業だけではなく在来線のJRからIRいしかわに。その出発式も同時に行われるのです。そりゃ混むわ。
もう、人でゴタゴタ!こんな金沢駅が混んでいたことがあっただろうか。なんという混み具合。
多くのメディアもたくさん入っているようです。本当に金沢駅でしょうかと疑うほど。
なんと1988年金沢駅西口はこのような風景でした。ここに写っているちっさい子が私。2015年3月14日はこの金沢駅が日本で一番光っている場所になるなんて当時は思ってもみなかった。
2015年3月14日 午前5:15分 入場
↑歴史的瞬間に立ち会うために入場券を購入。
↑意外とすんなり入場。
↑あらあら意外とすんなり。
↑金沢駅の掲示板に東京の二文字があるこの不思議。なんだか感動する瞬間です。
↑人であふれているこの金沢駅。ほんとにこんなに人がいるんだ。百万石行列じゃないんだと思うとすごいよな。
↑ 掲示板がひとつのスポットになってましたw これは写真撮りたくなるよね。
↑ 歴史的な始発。かがやき 500号 6:00出発 やはり東京まで行くというこの感覚。相当不思議です。今までは直通がなかったからもちろん東京の2文字は金沢駅の中になかったわけです。
↑ さてプラットフォームへ。意外と空いていますね。
↑ なんだか無駄にワクワクします。
2015年3月14日 午前5:30 プラットフォーム
↑ 東京の2文字の不思議な感覚がどうしても抜けずにずっと掲示板を見てしまう私です。
↑普通に新幹線が。当たり前なのですが。本当に50年の待望の新幹線なのですが至って普通でした。
↑ 各車両の入り口に一人ずつ着物で立っておられました。素敵です。でも寒そう。。風邪引いてないかしら。
↑ 素敵ですよ。
↑ 金沢駅の3文字が妙に光ってました。IRじゃなくてJR。
↑ 意外とプラットフォームは空いてました。と入っても通常からしたらとんでもなく人が多いんだろうけども。
↑ 向かいのプラットフォームにも一両。こちらはE7でした。
↑ やはり先頭車両に人が集まりますね。混んでいます。
↑ この車両が歴史上初めて2時間半で金沢から東京へ入るのです。そう思うだけで不思議な気持ちになります。
↑ これからずっとお世話になります。あ、当分混んでいる間、飛行機が安い間、私は飛行機を使うかと思いますが笑
↑ いやー目立ってましたよ。これは目立ってましたよ。いいと思います。
金沢駅の謎の北陸新幹線コスプレの人。#北陸新幹線 pic.twitter.com/bUj8FCrJMc
— 北陸金沢 Beauty Hokuriku (@beautyhokuriku) 2015, 3月 13
↓ 仲間かなー。北陸新幹線とはくたかの2種類のかぶりもの。詳細にかぶりものが写ってなくてすいません。
でも目立ってましたよ。すごくよかったですよ。
↑ 出発前のかがやきグリーン車。そろそろ出発の6:00を迎えそうです。
2015年3月14日 午前6:00の出発
ああ。意外とあっさり。そりゃそうだ。
プラットフォームに色々と人が多いため、安全のためでしょうか。出発が多少遅れていました。歴史的位置車両目だからしかたがないのかもしれないね。
↑ ふっと外を見たら普段の金沢の風景。ああ。ここは金沢なんだ。新幹線という新しい感覚と従来の金沢の感覚。この不思議で新しい感覚、すぐ抜けそうにない。
↑ 駅の広告も以前と同じく地元企業の広告。地元感が出てていいですね!
金沢駅の新幹線改札口。朝6時過ぎにもかかわらずすごい人。
2015年3月14日 7:00 さいごに
金沢駅東口の方へ向かうと相変わらずいつもの金沢の風景と、金沢の生活がそこにはありました。
これからずっとお世話になるであろう北陸新幹線。自分の世代でだけではなくこれからもずっと。その開業という歴史的瞬間に立ち会えたということはとても光栄なことだと思っている。
これからの金沢
これから金沢という場所が東京から近くなり観光客も増えるだろう。ここで本メディアも観光という一面を持っているのでしっかりと金沢の観光についてしっかりと考えていかないといけないと思っています。特別、継続して金沢の魅力を伝えるということです。
お店紹介。美味いもの紹介。観光の見どころ紹介。おもてなしの押し売り。
これではやはりあっという間に金沢の面白さは薄れていくだろう。重要なのはなぜこの金沢は文化的であると言われるのかという探求である。根本的な歴史や文化、民族としての探求がすべての源になるということを忘れてはいけない。日々研究し、それを踏まえ日々創造していくこと。これこそ今からの金沢に必要なことだろう。
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