今年も8月前なのにこんなにも暑いのはやはり夏ですね。2015年7月13日には北陸では37度近い気温となり気象庁の観測では七尾では最も暑い日を記録しました。金沢でも19世紀以来の最も暑い7月になったということです。
そんな暑い時にはどうしたら涼しくなるか。エアコン、扇風機、首に巻く涼しくなるやつ。色々とありますが、本マガジンではWebを見て涼しくならないかというコンセプトの元冬の写真を見てもらって涼しくなろうという前代未聞の企画を開くこととなりました。パチパチ。
まず、体感温度について
体感温度の測り方はリンケ式、ミスナール式、それを改造したグレゴルチュク式があって
このリンケ式には風速変化が取り入れられていないのでミスナール式ではその風速変化が取り入れられている。
t: 温度 (度)
h: 湿度 (%)
v: 風速 (m/s)
A: 1.76+1.4×(風速(m/s)^0.75)
ここで気になるのが、普段使っている扇風機はどのくらいの風速かという話だ。と調べていると
に普段使っているであろう装置の風速などが書かれていた。
と意気込んだわけですが、本マガジンの今回の企画は涼しい風が出るわけでもなくまったく意味が無いのでした。 すいませんm(_ _)m
そもそも、写真を見るだけで涼しくなるのか?
色々と調べていくと「心理的要因による体感温度への影響の数値評価法」という論文がありました。が、大学生でもない先生でもない本マガジンはCiNiiの有料にはアクセスできず(購入しろ) こんな論文があるんだーというなっとくだけで終了。
諦めつかず更に掘っていくと、ダイキンさんが変な調査をしていました。
ダイキンさんの調査「団塊世代層と団塊ジュニア世代層の男女に聞いた「空気の感じ方」は?」
「夫婦で一緒にいる時、体感温度は上がる? それとも下がる?」
http://www.daikin.co.jp/air/knowledge/library/vol10/
なかなか素敵な調査だ。これによると 「配偶者と一緒にいる時の体感温度」 は
※『体感温度』は「気温」だけで決まるのではなく、「湿度」「風速」「放射量」といった気象要素のほか、「運動等による代謝量」「心理的な状態」など個々の人体条件の影響を受けます。本調査では、そのうちの「心理的な状態」だけに絞って”夫婦間の体感温度”について聞きました。
出典: ダイキン 配偶者と一緒にいる時の体感温度より
まぁ。。心理的調査なんか信用ならんくて、調査方法にも問題があるとは思いますのでなんとも言えませんが、配偶者と一緒にいると体感温度が上昇するということのようです。
なんとなく想像できたような。。そして注目すべきはこちら
気分が良い時、気分が悪い時、体感温度はどうなるのかという調査。
出典:ダイキン 体感温度が上がるか下がるか別に見た変化する理由より
結果をバッサリとまとめてしまうと
ちょっと!おいww ダイキンさんの調査をそのまま借りると
と勝手に決めつけ体感温度を下げているという結論に達しました。
長い前置き毎回すいませんm(_ _)m
では涼しくなるはずの冬の兼六園の風景をどうぞ。
冬の兼六園 2014年の写真
↑ 兼六園の真弓坂口。お隣には石浦神社があります。21世紀美術館から兼六園に入るときはこの入口を使います。
↑ 夏になると冬が恋しく、冬になると夏が恋しくなります。兼六園のインフォメーションボードすら雪がかかると美しく見える。
↑ 冬で表面が覆われた兼六園の瓢池(ひさごいけ)
↑ 冬の中を歩くと靴の中が冬だらけでとっても寒いのですが、夏の今はむしろその状態が恋しい。。
↑ こちらは日本最古の噴水と言われていますが実際はどうなのか気になるところですが。逆サイフォン式で昔はポンプを使わずに噴水をあげていました。
↑ 兼六園の雪吊り。全国に広くこの雪吊りを見ることができますね。兼六園だけのものではありません。ご存知のように雪の重みで枝が折れないようにするための手法です。
↑ 兼六園の中心に位置するお池。霞ヶ池です。ここからの眺望が兼六園の代名詞でも有ります。
↑ こちら兼六園霞ヶ池の内橋亭。お茶と和菓子もこちらでいただけます。本マガジンでも何度もお伺いさせて頂いております。
↑ 兼六園の雪をかぶった木々の中を通る。
さいごに
いかがだったでしょうか「真夏だからこそ真冬の兼六園を感じていただきます2015夏!一気に気温が5度は下がるからwwww」
暑いからこそ涼しい物を見て涼しくなる。科学的になんとかその理由などを見つけ出そうと思ったのですが、
ということから対して体感温度が下がらない、むしろこの
という懸念すら出てきそうですが涼しんでいただけましたでしょうか?こんな真冬の風景ですが、半年もすればまたこの雪景色が戻ってくるというから不思議なものです。四季があるからこそ多様な文化が育まれる。暑い楽しみ方、寒い楽しみ方。それぞれの楽しみ方の中から文化が生まれてくる。この北陸、いや、はっきりとした四季を持つこの日本はやはり文化豊かである。そう信じたいと思います。
それでは、暑い夏をお楽しみください。