がんばれ北陸新幹線！台風19号に沈められた北陸新幹線！超緊急事態の 北陸のアイドル「北陸新幹線」を応援しよう！

みなさんこんにちは。

もう長い前置きは必要ないでしょう。この記事を書いている今も刻々と状況が変化しています。

2019年令和元年の10月12〜13日に猛威をふるった台風19号。この台風は太平洋に突如現れまたたく間に北上し、関東方面から東京上空を通り東北へ抜けていきました。この台風は上陸する前の勢力は950hpaと非常に勢力の大きな台風で、台風が来る前から本州・関東が完全に非常事態でした。

実際、北陸での直接的な影響は少なく、風も雨もさほどの台風ではありませんでした。

衝撃の13日早朝

１2日の夕方〜１3日深夜にかけて台風が過ぎ去り、１3日の朝を向かえた時、ヘリからのニュース映像で北陸の多くの人に衝撃が走ったのではないでしょうか。

思わず金沢弁が出てしまい、二度見では済まなかった衝撃の映像だったと覚えています。

この時気づきました。

北陸新幹線に頼っている北陸はこの新幹線がいかに大切であるか説明の必要すらないだろう。ホテル旅館、飲食など観光に関する全てが影響します。多くの予約もキャンセルとなるだろうし今まで積み上げてきたものが水の泡になるのではないかという不安すら起こります。

そして2週間後には

金沢マラソン 2019年10月27日(日)

が控えています。

ランナーのキャンセルや交通手段に関しても非常に心配です。心配なことを言い出したらきりがないのですがとにかく本マガジンでは現状をまとめようと思います。

2019年10月14日の現状

• 北陸新幹線は30編成で運用していた(E7系19編成、W7系11編成)
• 北陸新幹線の10編成(120両)が水没(全車両の車両 1/3 が水没)

水没の内訳

• 北陸新幹線のJR西所有(W7)が2編成
• 北陸新幹線のJR東所有(E7,E8)が8編成

車両の金額

• 2015年3月のJR西の有価証券報告書によると120両で328億円
• W7系は1車両2.7億円(平均)で取得

水没後の北陸新幹線の運行

• JR東は13日夕方以降東京-長野間で4本運行
• JR東は14日始発から一時間に一本の運行
• JR西は金沢-富山「つるぎ」を運行再開
• JR西は金沢-糸魚川の臨時列車を4本運行

2019年10月14日段階での専門家の見解

多くのメディアが工学院大学 電気鉄道システム研究室 高木亮教授に意見をもらっているようです。NHKと中日新聞で教授の意見が取り上げられていました。

NHKの取材

• 新幹線がここまで大規模に水没した事例は今回が初めてではないか
• 車両が汚れた水につかってしまうと乾いたとしてもそのまま運転すると火が出る可能性があり、完全にきれいにする必要があるが、電子機器などを隅々まで完全にきれいにするのは現実的には難しく、映像を見たかぎりでは、少なくとも床下にある機器類はすべて交換する必要があるのではないか
• 床上にある空調の配線なども痛んでいた場合は最悪、廃車という事になるかもしれない。新幹線の車両120両をこれからすぐに製造するというのは難しく、仮に廃車となった場合の影響は利用者にとっても会社にとっても甚大

中日新聞

• 最低一週間、1ヶ月たっても１〜２車両しか復旧できない可能性もある
• 本数を減らして運用が可能だろう
• 通常に戻るには1年はかかるのではないか
• 電子機器や変圧器が使って交換が必要と見られるが、浸水が床上にまで達している場合は廃車になる可能性がある
• 2022年までに上越新幹線をE7系に統一する計画の見直しが必要の可能性

最悪廃車？！！320億円必要になるのでは？1年かかるのではないか？

という見方もあるようですがあくまで可能性であり、2019年10月14日時点でようやく水が引いてきているようですのでさらなる情報が入ってくるようにも思います。下記は2019年10月14日現在の長野新幹線車両庫の様子

がんばれ北陸新幹線とエールを送ってまってみましょう(若干死語を利用)

14日の現状を伝えるツイート

2019年10月14日の現状を伝えるツイートを埋め込んでおきます。

水没現場の長野新幹線車両センター

多くの人が思うのではないでしょうか？

どうして水没したのか？

なにか対策はできなかったのか？

そう思ってしまうのかもしれません。実際に石川県の白山市にある白山総合車両所は2階以上のところに停車させているようなので水没の恐れはないように見える。

今回、水没現場となった「長野新幹線車両センター」についてですがＪＲ長野駅から北東に10キロ余りの場所にあります。Google Mapでは下記の場所です。

この長野新幹線車両センターは長野県のハザードマップでは、付近の川、千曲川だと思いますが、万が一に氾濫した際には、10メートル以上浸水するとされていたようです。

千曲川氾濫で非常に多くの人が被害を受けておりお見舞いを申し上げることしかできずに大変に自らの無力感を感じてしまいます。

千曲川の堤防が決壊したのはこの辺りとのことでした。自然のチカラには人は無力であるということを実感させられます。

早期の復興を望むとともに被害に合われた方々に置かれましては

そして「がんばれ北陸新幹線」

引き続き情報が入り次第更新していこうと思います。