金沢観光の完全保存マニュアル!「まちのり」で金沢の街を一日で完全制覇する観光マニュアル!金沢の観光アイドル「ゆりりん」と本気で金沢を紹介!
北陸新幹線が開通すると金沢まで東京からなんと2時間30分で到着することが出来ます。飛行機のほうが早いのではないか?という話ですが、羽田〜小松(石川県の空港)の国内線もかなりの本数は飛んでいますが、問題は小松から金沢までの距離です。
距離としておよそ30キロ、バス・車でおよそ1時間かかります。羽田〜小松の飛行時間がおよそ1時間。品川・浜松町〜羽田まで移動時間や手荷物検査など含めるとやはり3時間程度はかかってしまいます。
そう考えると北陸新幹線は品川から金沢まで2時間30分。金沢へ行くとなるとやはり新幹線のほうが早いことになりそうです。もちろんですが富山への移動は何が何でも新幹線のほうが早い事になります。
金沢観光はレンタサイクル「まちのり」がベスト!
さて、今回は金沢観光へ来た際に金沢のレンタサイクル「まちのり」を利用して「金沢の街を一日で完全制覇」してしまおうという金沢観光の決定版とも言える企画です。完全保存版ですので保存を忘れないように!金沢観光の際に必ず片手に観光をして欲しいのです。
金沢の街は観光において主要なポイントが自転車で回れる範囲に綺麗に収まっているというところです。近江町市場、尾山神社、武家屋敷、兼六園、金沢城址公園、そしてひがし茶屋。これらすべて自転車のみで4km程度で回り切れます。そのため金沢の街は歩くには遠く、バスだと何度も乗り換えが必要でやっかい。近い距離ばかりなのでタクシーだと割高。
そこでレンタサイクル「まちのり」なのです。「まちのり」は上手く使いこなせばなんと一日たった200円!!
ではこの「まちのり」での金沢観光にさっそくご案内いたします。
金沢観光アイドル「ゆりりん」
今回「まちのり」での金沢観光を一緒に案内してくれるのは石川生まれ育ちの「ゆりりん」です。「まちのり」でグルっと金沢の街を案内します。
以前にも登場してました。。
「まちのり」金沢観光のモデルコース一覧
今回の「まちのり」金沢観光のモデルコース一覧です。金沢の街を完全に一日で走り切ります。 腹ごしらえも必要!海鮮丼を食べててんこ盛りのお刺身を食べて、金沢の有名観光地のほぼすべてを網羅しています(忍者寺など抜けてるけどごめんね)。
本マガジンがこれ以上ない最高のモデルコースとして自信を持ってお届けいたします。
- 10:00 金沢駅 集合 〜 「まちのり」レンタル → 近江町市場へ移動
- 11:00 近江町市場見学・お買い物・海鮮丼 → 尾山神社へ移動
- 12:00 尾山神社 → 武家屋敷へ移動
- 13:00 武家屋敷見学 → 片町でお茶休憩
- 14:00 21世紀美術館 → 兼六園へ移動
- 15:00 兼六園・金沢城址公園 → 東山へ移動
- 17:00 東山茶屋街 → 「とっくりや」へ移動
- 18:30 「とっくりや」でお食事 → 金沢駅へ移動
- 20:00 金沢駅でレンタサイクルを返却 → ホテルへ
10:00 金沢駅 集合 〜 「まちのり」レンタル → 近江町市場へ移動
みなさんの宿泊の場所は金沢駅周辺が多いのではないでしょうか?今回は金沢駅の東口からスタートします。金沢駅東口はゆりりんが立っているこの風景の場所です。今回は10時集合!ということでツアーを開始です。
金沢駅でレンタサイクル「まちのり」をレンタル
金沢駅東口のこの場所から矢印の方向へ進んでください。
このオブジェや音楽堂があるところを線路沿いに歩いていきます。
「まちのり」の看板が見えてくるまで直進です。
と緑の「まちのり」の看板が見えてくると到着です。
まちのりのレンタル場所に到着です。
駅から1分ほどですね。近い近い。レンタル場所はちょっとうす暗い金沢駅の自転車置き場の一画にあります。沢山の「まちのり」自転車が並んでいます。
まずは「まちのり」の端末機で手続きを済ませましょう。
「まちのり」の仕組み・料金について
まず、「まちのり」の仕組みについて簡単に説明します。慣れればそうでもないのですが、多少仕組みが分かりにくい。
クレジットカードがないと「まちのり」は利用できませんので注意が必要です。クレジットカードは料金の支払、ディポジットの代わりになるからなのでしょう。SUICAも使えそうな感じなのですが、今のところはSUICAでの支払いはできません。
料金形態についてですが1日、1ヶ月、1年という基本料金 + 利用時間に応じて利用料金が加算されます。
利用料金:最初の30分無料(30分を超えると200円ずつ追加される)
要するに、レンタルの際に一日の基本料金200円を払って20分自転車を利用、「まちのり」の駐輪場に停車、2時間観光して、再び自転車を20分利用、駐輪場に停車すると、自転車の利用時間は30分を超えていないので、最初に払う基本料金200円(1日の基本料金)のみので良いのです。多少ややこしいのですが、この説明で分かりますでしょうか?もう少し分かりやすく図式化しますと
レンタル(1日200円の基本料) → 自転車利用(20分) → 駐輪場に停車 → 自転車利用(20分) → 返却 = 合計 200円
↑ この場合は1日基本料金の 200円のみの支払い となります。
レンタル(1日200円の基本料) → 自転車利用(40分) → 駐輪場に停車(200円課金) → 自転車利用(20分) → 返却 = 合計 400円
↑ この場合は1日の基本料金の200円 + 30分を超えた分の利用料金200円が加算され 400円の支払い となります。
「まちのり」の自転車の鍵はSUICA、またはパスワード
駐輪場から「まちのり」自転車を出す場合に必要になるのが自転車の鍵です。この鍵はSUICA(交通系ICカード)、SUICAなどをお持ちではない方はパスワードの紙が鍵となります。
自転車の横にICカードの読み取り機がありますので、そこにSUICAをかざすと「まちのり」が解錠され利用できます。
「まちのり」の利用方法は実際に端末機を利用して指示されたとおりに操作すればレンタルが出来ると思います。「まちのりの公式サイト」にも詳しい利用方法が書かれているので参考にしてみてください。
さて、それでは「まちのり」で金沢の街に出かけましょう。
出口が多少狭かったので要注意です。
金沢駅から近江町市場へ移動
金沢駅から近江町市場まで自転車でゆっくり漕いでも10分かかりません。春風を浴びながらサイクリングです。
金沢駅周辺は人が多いので自転車を降りて移動するようにしましょう。
↓ 金沢駅前。金沢で一番高い建物であるポルテ金沢の前。ここにはかつて三越も入っていました。
↓ この風景が見えてきたらそろそろ武蔵が辻・近江町市場がすぐそこです。
元気ゆりりん。
金沢のデパートの一つエムザを過ぎるとすぐに近江町市場に到着します。
11:00 近江町市場見学・お買い物・海鮮丼
近江町市場の「まちのり」駐輪場の場所はちょっと分かりにくいので注意が必要です。地図に詳細にピンを挿しておきましたので参考にしてください。[ マップを開く ]
「エムザ口」のこの風景を左に見ながら通り過ぎて、JTB・コメダ珈琲・三井住友信託銀行(下堤町の交差点)を左折です。
十間町(じゅっけんまち)にある「まちのり」の駐輪場が見えてきました。
到着しました。
「まちのり」の駐車ポートに前輪をググっと押し込んでください。ピピっと音がなれば完了です。他に端末などで何もすることはありません。そのまま近江町市場へ向かいましょう。
お約束の「十間町駐輪記念」!
近江町市場を見学
「まちのり」の駐輪場からちょっと歩くと近江町市場に到着です。
11時位に近江町市場に到着したので、おなかがすくいい香りがしてきます。。
近江町といえば
↓ おしい!!手に紙持っていなければ高得点の一枚。
こちらの酒屋さんは以前本マガジンでも取材させていただいた「酒の大沢」さん。金沢観光へ来たら必ず飲んで欲しい石川の地酒!金沢の老舗酒屋がおすすめするマジな石川県の地酒8銘柄 という記事も合わせて是非金沢観光の参考にどうぞ。
世界のダイヤモンドの「近江町コロッケ」
近江町といえばなぜかコロッケという金沢人も多くいるように思います。世界のダイヤモンドの「近江町コロッケ」せっかくなのでひとつ摘んでいきましょう
たくさん種類があって迷います!野菜コロッケ、甘えびコロッケ、昔風コロッケ、肉コロッケ、タココロッケ、コーンコロッケ、カボチャコロッケ、カレーコロッケ、スパゲティーコロッケ、枝豆コロッケ。。コロッケとは一体なんなのかというよくわからない事になってしまいそうです!近江町なので甘エビコロッケ!というチョイスもいいですね!
ゆりりんはうまい物食うと目をつぶるという法則を見つけた気が。あとで食べる海鮮丼の時もきっと目をつぶっている気がします。
近江町を見学したり買い物したりしたらお腹が空いてきました。近江町の海鮮物を食べることにしましょう。
近江町市場の海鮮丼
金沢に住む地元人にとっては近江町市場の海鮮丼には全然馴染みがない気がしていますが、観光ガイドブックには必ず近江町市場の海鮮丼が取り上げられているということもあって地元人が突撃してきました。果たしてどんなものなのか。
メニュー沢山海鮮丼があって鮮やかー。どれにすっかねーどれにすっかねーどれにすっかねーどれにすっかねーどれにすっかねーどれにすっかねー。
と、待つこと。。結構待ちました。。30分は待ったかもしれません。。観光地なのでしかたがないのかもしれません。
何を語るよりも是非訪れて海鮮丼を体験してみてください。
ではお店をでましょう。と、戸が重いようです。。大丈夫すか。
さて、まちのりの十間町駐輪場に戻って次の目的地、尾山神社へ向かいましょう。
「まちのり」自転車を駐輪場から出すには金沢駅で登録したSUICA(交通ICカード)、またはパスワードを使って自転車を取り出します。自転車の鍵がこのSUICA、パスワードになってるんです。
ちょっと力がいるかもしれません!ぎゅっと!
近江町市場から尾山神社まで10分程度。歩ける距離なのでほんとすぐそこです。[ マップを開く ]
左手に尾山神社が見えてきます。
尾山神社に到着です。
「まちのり」の駐輪場は尾山神社の向かって右側にあります。
変な格好になっとるぞ。。
お約束の「尾山神社駐輪記念」!
12:00 尾山神社
では、尾山神社へ参りましょう。
尾山神社の歴史はそれほど古いものではありません。創建は1873年(明治6年) この尾山神社の入口のステンドグラスの建物はオランダ人のホルトマンの設計という説や、棟札によると建築総管は藤田貴知の設、工匠長 津田吉之助とあったり。
建物は戸室石や四面五色のギヤマン張り(ガラス張り)などでできている。注目すべきは尾山神社のてっぺんに設置されている避雷針は日本最古のものと言われているから驚きです。冬になる前の北陸はとんでもなく雷が多いですから。それは今も昔も変わらないということなのかもしれません。
↑ ゆりりんの頭のはるか上に日本最古の避雷針があるということですね。
尾山神社も奥のほうまで歩いて行くと様々な物があるのですが、今回はたくさんの場所を廻らないといけないので先を急ぎましょう。
尾山神社の駐輪場から武家屋敷への道のりですが、意外と近い割に分かりにくいので注意が必要です。地元人でもたまにわからなくなります。
尾山神社から香林坊方面へ向かいます。尾山神社を背にして一番最初の信号を左折。
金沢の中心街、香林坊を通ります。香林坊という代わった名前の歴史についても本マガジンでは特集していますので是非参考にしてください。[ 「香林坊?」変わった名前の町だな。金沢市香林坊の由来とそこに架かっていた「香林坊橋」の風景を訪れる ]
日本銀行金沢支店を過ぎて、金沢東急ホテルの手前を右折。香林坊のスターバックスを通り過ぎると行き過ぎです。
↑ この先、突き当りを右。せせらぎ通りをちょっと走ると不動産屋(北川不動産)がありますのでそこを左折です。Google Street Viewは北川不動産の前です ↓
この北川不動産を左折すると急に武家屋敷っぽくなります。
13:00 武家屋敷見学
「まちのり」の駐輪場「長町駐輪場」(武家屋敷)に到着しました。だんだん「まちのり」の駐輪場を見つける感覚とか使い方とか分かってきた頃ではないでしょうか?
恒例の駐輪場での記念撮影 in「長町駐輪場」(武家屋敷の駐輪場)
ここまでしっかりとついてこれてますでしょうか?大丈夫かな?
金沢らしい観光地といえばこの武家屋敷、東山茶屋街、兼六園。だいたいこの3つかも知れません。確かに武家屋敷を歩くと急にタイムスリップしたかのように空気感が変わるから不思議です。東茶屋も同じように空気が変わります。
金沢という町は武家の屋敷だらけでした。何度も何度も火事に襲われ金沢の町は全焼しましたが、この長町武家屋敷は運良くそのまま形を残している場所の一つなのです。様々な人の屋敷があったのでしっかりと歴史的に屋敷の変遷を私がまだ作れていないのが申し訳ないのですが、いつかしっかりとまとめたいと思っています。お待ちください。
急にタイムスリップしたような感じがします。
木々も青々としていて、用水もいたるところを流れています。この用水は家の中まで引き込んであるところもあると見に行ったこともあります。用水特集もいつかやりたいですね。
※ 演出上で実際に登ってございません。
さて、だんだん夕暮れも近くなってきますよ!先を急ぎましょう。
「まちのり」の長町駐輪場に戻ったら
次は金沢21世紀美術館。武家屋敷から自転車で10分くらいで到着です。歩いてでも行ける距離なんです。ルートはなかなか説明が難しいので地図を参考に21世紀美術館まで向かいましょう。兼六園方面に向かって香林坊を抜けたらすぐです。ちなみに兼六園、金沢市役所の真横が21世記事美術館です。
武家屋敷を自転車で走るのはなんだか贅沢な感じがします。
香林坊にはスタバもありますので一息入れるのもいいかと思います。ただ、秋・冬になると夕暮れも早く、兼六園も早く閉まってしまうので気合で乗り切ってしまったほうがいいこともあります!
21美までもう少し!
「まちのり」の「広坂駐輪場」(21世記事美術館)が見えてきました。
毎度の駐輪記念「広坂駐輪場」(21世紀美術館)
14:00 21世紀美術館
21世紀美術館は体験型の新しいアートを発信する美術館として2004年9月にオープンしました。もう10年も経つことになります。金沢市民の中でも呼び方が別れており21美(にじゅういちび)と呼ぶ人がいたり、「まるびぃ」を呼ぶ人がいたりとする気がします。私は21美派です。
文化、歴史だけではない「新しい文化創造」ということで前金沢市長の山出保さんの時代にこの21美は作られた、と私は思っています。
正式にはレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」という名前らしいです。
聞いた話を一つ。レアンドロ・エルリッヒはこのスイミングプールを作る際の話なのですが、最初はこのプールの中に降りる「はしご」は付ける予定ではなかったそうです。しかし、現場でスタッフの一声でこのはしごをつけることになったとのこと。アートというのはこういうのも含めてアートなんだという話をしていたのを思い出しました。
こちらも金沢の風景の一つとなりましたがジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」タレルの部屋と言うとわかります。よく見ていると金沢城址の入り口、石川門の空と同じように見えてくるので不思議です。
21美は無料ゾーンと有料ゾーン(企画展)の2つがあります。上記で紹介した2つの展示は無料ゾーンになりますので気軽に見に行ってみてください。
とフラフラしていると兼六園が閉まっちゃうので21美は時間決めて兼六園に向かいましょう!
21美からは兼六園まで目と鼻の先。21美から道路を挟めばすぐに兼六園なのですがルートや駐輪場の場所の配慮から「まちのり」兼六園の駐輪場まで移動します。ちょっと坂が多いから頑張ってください!
兼六園の横の坂を自転車で登ります!
1速で登れると思います。頑張って!
15:00 兼六園・金沢城址公園
坂の左には石川門がデデーンと目に入ります。つらい坂もなんのその。
坂を登り切ると石川門の入り口の橋、石川橋に出ます。↓ ここです。
ここをタクシーが沢山停まっている方向、右折します。
300mほど直進すると右側に兼六園の「まちのり」の駐輪場があります。もう「まちのり」の緑色はすぐ見つけられるようになってきたのではないでしょうか?
恒例の駐輪場記念撮影「兼六園駐輪場」
兼六園の閉園時間は下記のとおりです。
- 3月1日?10月15日 7:00?18:00 (退園時間)
- 10月16日?2月末日 8:00?17:00 (退園時間)
金沢といえば兼六園。みたいなイコールでつながるくらい兼六園は有名なのではないでしょうか。そもそも、なぜ兼六園かというと、話すと長くなるので簡略化すると松平定信が中国の書物(洛陽(らくよう)名園記)から公園における6つのポイントを備えた公園、それは湖園であるという。その6つのポイントを備えた湖園こそが兼六園であるということに由来するということです。相当ざっくりで申し訳ない。近年他にも説があるという話も聞きますが今は前途のように言われています。
要は6つのポイントが凝縮された公園だから松平定信(まつだいらさだのぶ)が兼六園と名づけた。で、とりあえずの所良いと思います。
↑「まちのり」の駐輪場に一番近い料金所「桜ヶ丘」料金所がこちらです。
琴柱灯篭の両足の長さは異なっており、何故かと言うと地震で片足が多少折れ、今の形に落ち着いたと聞きましたが。実際のところは?
湖園と言われるだけあって兼六園の霞ヶ池は大きく美しいです。かつて金沢城大火の時に防火対策として辰巳用水という用水を城の中まで引き込みました。敵から守るためという意味もあったでしょうし、防火対策としての意味もあったのでしょう。この辺はまた詳しくご紹介したいと思います。
兼六園はもともとは慶長時代(16世紀)には寺だらけ(宝円寺、妙応寺、金剛寺、明王院、波着寺)でした。元和期(1615〜1624年)になると江戸町や奥村河内、横山右近、横山山城、篠原監物などの屋敷となります。寛文・延宝期(1661〜1681年)には前田家の有名な家臣たちが次々と住み始めます。奥村伊予、横山右近、横山外記、横山左衛門などなど。安政期(1854〜1860年)竹澤御殿となり将軍のお庭となります。その後、今の兼六園という形になっていくわけです。
過去の様々な将軍や家臣たちの足跡を見て回るのも面白いのですが今回の一日で金沢完全制覇の旅ではなかなかそんな時間は取れません!ダッシュで!
この噴水は日本最古の噴水とわれています。当時ポンプというものもなく、サイフォン方式(高低差を利用する技術)で噴水を作ったとのことです。誰が設計したんだ?と様々な説がありますが、小堀遠州のても加わっていたのではないかと私は思っています。また、噴水の話はじっくりと取り上げたいと思います。
兼六園と金沢城址公園はつながっています。この石川門と兼六園をつないている石川橋。この石川橋から石川門を撮影。
日が沈んでくると本当にきれいな景色です。
私たち、、ゆっくり回りすぎたかもしれないと後悔いたしました。
- 3月1日?10月15日 7:00?18:00 (退園時間)
- 10月16日?2月末日 8:00?17:00 (退園時間)
しかし、幸いな事に夕暮れ近くなってきたほうが綺麗にみえる「ひがし茶屋街」です。金沢らしさの代表の一つとして皆さんも御存知でしょう。ひがし茶屋に向かいましょう。
17:00 東山茶屋街
地図を参考に兼六園→ひがし茶屋に。15分もあれば「ひがし茶屋」に到着するはずです。
があるので注意してください。
夕暮れが近づいてきた。
兼六園から東山までの道のり風景。
浅野川大橋を渡ればそろそろ到着!
ようやく最後の観光地「ひがし茶屋」に到着。
恒例の駐輪記念「東茶屋駐輪場」
もうなれたもんですね。「まちのり」での駐輪もこれで最後。ちょっと惜しいですね。最後の東山観光楽しみましょう。
東山の駐輪場から歩いて5分ほどで ひがし茶屋街 に到着します。広見から右折して ひがし茶屋街 が姿を表した時に美しいものに触れたワッって気持ちになります。
ひがし茶屋の歴史については本マガジンで詳しくまとめてありますので是非参考にしてください。[ ひがし茶屋街 金沢観光では必ず訪れて欲しい風情残る場所「ひがし茶屋街」の歴史 ]
懐華樓や志摩など19世紀の金沢の町屋をそのまま残している建物もいくつかあります。
あまりしないのですが、本マガジンでは是非とも入って欲しい観光スポットをご紹介します。それは
です。入館料がちょっと必要ですがこの地にあったものがぎゅっと凝縮されている場所の一つだと思います。
残念ながら、でっかいレンズの付いた一眼レフカメラの持ち込みは断られたのでiPhoneの画像しか無く申し訳ないのですが、ほんとに雰囲気にしても残っているものにしても素晴らしかった。地元民はなかなか足を運ばないのでなおさら新鮮だったのかもしれません。
建物はもちろんですが、志摩の中には多くの小物や台所など当時の文化を訪ねる様々なモノが残されています。
このひがしという場所は元々は遊郭でした。藩がまだ遊郭として認めていないときに見つからないように、ということから三階建ての建物が作られた。その建物を取り壊し・改良しなさいと何度も藩は御触れを出しているのですが、なかなかその御触れは守らることはなく、藩は遊郭として認可。三階建ての建物は今なおその姿を残しています。
歴史を知るとまた、見るもの触れるものも変わって見えるから不思議です。
ひがし茶屋から徒歩10分おとなりの主計町にも行こう
ひがし茶屋だけで観光を終えるのはもったいない!歩いてすぐのところに「主計町」(かずえまち)があります。こちらもひがし茶屋と同じ昔からの姿を残した金沢らしさの一つの風景です。是非ともこちらにも足を伸ばしてください。
↓ ひがし茶屋から浅野川大橋を渡ってすぐ右。
6月にはここで灯篭流しが行われます。その時の模様はこちら
↑ ひがし→主計町までの途中。浅野川大橋。
細い道の連続で驚きます。そういえば、ばーちゃんのうちの近所も昔こんな感じやったなぁと思います。
そして、この坂。結構有名な場所になっています。坂の名前は「暗がり坂」この場所があまりにもタイムスリップした雰囲気だったのでネット上でもいつか話題になっていたのを覚えています。このおとなりにある坂「あかり坂」五木寛之大先生が名前をつけたそうです。是非とも主計町にも足を運んでみてください。
※修正: 五木寛之大先生が命名したのは「暗がり坂」ではなく「あかり坂」でした。金沢の坂道の「いちがみ」さんご指摘ありがとうございます 2015年3月2日修正
18:30 「とっくりや」でお食事
さて、そろそろ夜になってきてお腹もすいてきた頃ではないでしょうか。一日の終りに、「金沢グルメ」を楽むことにしましょう。「まちのり」の東山駐輪場から今日のグルメ「とっくりや」に向かいます。この「とっくりや」さんは以前にマガジンで大々的に紹介させて頂いていますので是非参考にしていただけると幸いです。
↓ 東山からとっくりやまでの途中風景。東山→とっくりやの間に朝足を運んだ近江町市場も通ります。
ひがし茶屋から20分ほどかなちょっと長めのサイクリングです。夜の自転車の運転には十分注意しましょう。地図を参考に。
とっくりやのおすすめはなんといっても刺身の盛り合わせ!絶対です。これ食べずに死ねませんよ。とっくりやの詳細はこちら [ 教えたくない最強の金沢グルメ「とっくりや」奇跡の刺身盛合わせ!食べずに死ねない!こんなすごいお刺身食べられる所他にあるの? ]
わさびのつけすぎには注意しましょう。
20:00 金沢駅でレンタサイクルを返却 → ホテルへ
というわけで、金沢グルメ終了すればあとはスタート地点の金沢駅に戻るだけ!一日本当に長かった。とっくりやから金沢駅まで10分程度。すぐについちゃいますよ。
とか言っていたらいつの間にか朝レンタルした「まちのり」の金沢駅駐輪場に。
いつものように「まちのり」の駐輪場に自転車を止めましょう。たったそれだけでOKです。もう慣れ慣れですね。むしろなんだか寂しい。また!まちのりで金沢を観光してみたい。なんだかそんな気持ちになります。
返却時は返すスペースがなければ、「まちのり」に付いている鍵を自転車につけて鍵を「まちのり」ターミナルに付いている鍵入れに入れておきます。ちょっと分かりにくいです。
これで、相当長かったこのブログも終了です。長い時間お付き合いありがとうございました。
さいごに
【金沢観光の決定版「まちのり」で金沢を一日で制覇する完全マニュアル!金沢の観光アイドル「ゆりりん」が本気で金沢を紹介!】はいかがだったでしょうか。金沢の街を「まちのり」で旅してみたい。そういう気持ちに少しでもなってくれたら本望です。今回観光で回った場所は本当にたくさん。
「近江町市場・お昼ごはん、尾山神社、武家屋敷、兼六園、金沢城址公園、東山茶屋街、とっくりや」
これだけを一日でバス・タクシーで回ることが本当に出来るのか?私はなかなか難しいと思っています。タクシーでは可能かもしれませんが、やはり大金持ちでもない庶民はお財布事情も心配になってしまいます。
金沢の街を自転車で金沢の風を切って金沢を体いっぱいに感じる。こんな贅沢があるでしょうか。
「まちのり」の良い所は観光の方が利用するものという感覚が金沢にはある気がしています。不思議なもので、この「まちのり」に乗っているだけで金沢の人が駐輪場の場所を教えてくれたり観光地の方向を教えてくれたり金沢の優しさにも触れることができるのも、この「まちのり」の良ところだと私は思っています。
ただ、問題点もあります。北陸というところは雨が多く、冬には雪が降ります。冬をどのように観光するかがやはり問題になってしまいます。冷たい雪上の上を自転車で移動するのは酷です。雨なんてもっての外でしょう。ただ、冬には美味い魚がある。冬の北陸の楽しみ方もまた特集したいと思います。
金沢に来た際は是非とも「まちのり」で観光をしてみてはいかがでしょうか?
金沢観光アイドル「ゆりりん」について
金沢の町中をいっしょに案内してくれました「ゆりりん」初めて「まちのり」を使って金沢の街を回ったとのことでしたが、最後の方はちょっとお疲れのようでしたが、楽しかったとの感想です。こんな大変なロケにお付き合いさせて本当にありがとうございました。
金沢・北陸の取材は問いません「ゆりりん」をモデルとしたお仕事の依頼を受け付けていますので本マガジンまでメールでお問い合わせください。