金沢最強パフェ「むらはた」の苺パフェ!異論なし!これを食べたことのない金沢人は一生後悔する!!
北陸新幹線でわく金沢ですが、ちょっとここは冷静に甘いもの好きの金沢のお話を!そして、その甘いものを体感するパフェの話をとおもいますw冷静に。冷静に。
まず言っておきます。
でも、パフェしか興味ない人も読んでくれ!
取り乱しました。すいません。さて、アイスクリーム消費量日本一はどこか。だいたい夏場になるとこの統計が世間を走ります。その上位に必ずランクインするのがこの北陸です。2011年〜2013年のアイスクリーム・シャーベット統計(総務省統計局)のお話をすると
1位 金沢市 9,857円, 2位 富山市 9,064円, 3位 宇都宮市 9,023円, 4位 福井市 8,988円, 5位 川崎市 8,836円, 全国 7,733円
2人以上の世帯の統計で北陸がほぼランクイン。まぁこれでも甘いもの好きだなと思うわけですが他にも
和菓子の支出額も金沢が。。もうここまで来たら金沢というところは、甘い物好きということは疑いもなく間違い無いだろうというのが本音でしょう。なんだろ。妙に恥ずかしくないですか?笑笑
ここで、考えるはなぜ甘いものがここまで好きな金沢なのかということです。その答えは歴史の中から見つけ出すことができるから歴史は面白いのです。
金沢市民が甘いもの好きの理由を探る
さかのぼること400年ほど。前田利家の時代。利家が金沢へ入城したときまでさかのぼる。利家入城の頃はまだ菓子屋も何もなかった。そこで御用菓子だった「堂後屋三郎衛門」が現在でいう片町周辺におよそ1,600坪の土地を与え、餅菓子店を始めさせたという。これが金沢の記録上で菓子の始まりではないかと考えられているそうだ。
慶長5年 (1600年) 「樫田吉蔵(きちぞう)」が輿入れの際に五色生菓子を集めた (珠姫・利常の結納 珠姫3歳)
寛永2年 (1625年) 尾張町付近で「森下屋八左衛門」が小堀遠州の長生殿の文字で落雁を作る
寛永7年 (1630年) 前田利常は越中井波から菓子師を呼び香林坊周辺で加賀落雁を作らせた
歴史を追っていくと甘いもの好き金沢の菓子の土台が徐々に姿を現していくわけです。
ここで重要なのは
この2つは金沢に菓子文化が根付く非常に重要なキーワードなのです。テストに出ます!
前田利家、利長は千利休の直弟子であったということ。三代目前田利常は小堀遠州や仙叟千宗室などとの交流も深く茶を学んでいた。五代前田綱紀は仙叟千宗室を茶道茶具奉行とし茶の湯を奨励していたほど。
この茶の湯に欠かせないのが菓子だったのです。
次に北陸という場所は真宗王国と言われています。宗教行事につきものなのが菓子。報恩講の時には加賀落雁や饅頭やモナカなど備えられました。そのお供え物を門徒の人たちは楽しみに持って帰りお家で食べた。宗教行事とお菓子は切っても切り離せないということだ。
この宗教行事に付随して季節や人生の節目にも多くのお菓子を利用してきた。氷室の饅頭や彼岸のおはぎ、正月の辻占(つじうら)などなど列挙し始めたらきりがありません。
茶文化、そして一般民衆には宗教を通して徐々にお菓子が根付いて行ったのではないかと言われています。
ここで、ポイントになるのは京都との差です。京都はやはり公家文化でなかなか一般庶民とは懸け離れた生活文化であったと言われるが、対する金沢では武家文化といわれ、行事などで庶民にでも文化を体感できるという身近さがどこかにあったのではないでしょうか?その短さが庶民により菓子文化が浸透しやすかったということもここで主張しておきたい。
と、長くなってしまいましたが、この金沢の「甘い物大好き王国」での最強パフェをお届けします!
※前置きなげーーーー!!未だかつてこんな長い前置きはあっただろうかくらい長い。
甘いもの王国「金沢最強パフェ」へ向かう
今回ご紹介するのは金沢最強パフェだと私が疑わない「フルーツパーラー むらはた」です。通称「むらはた」
皆さんがよく行く近江町市場の近くに「むらはた」はあります。
↑ こちらは近江町市場の風景。この右手にあるローソンの側を歩き宝くじのチャンスセンターを右折します。
↑ この信号を右折!
↑ そうすると左側に「むらはた」が現れます。
↑ MURAHATA アルファベットがナウいです。一階が果物屋さん、二階がフルーツパーラーということで喫茶になっています。
↑ 余談ですが、むらはたのお隣にある自転車屋さん(写真では奥)。こちら年季が入っているお店ですが、私が中学の時に自転車をメンテしてもらったらとんでもなく快適チャリになったことを未だに忘れていません。その恩をいつか返そうと思っていながらはや20年。いつの日か返します。
「むらはた」の素晴らしすぎるパフェメニュー
店内へ入ってメニューを。
メニュー豊富すぎて迷いますー!!!!
「高さ30cm以上 ジャンボなフルーツパフェ」
どうでもいいことなのですが ↑ 「以上」と「ジャンボ」の間にどうしてこんなにスペースが入っているのでしょうということに気がいってしまったじゃないか。。。くっそ。
↑ メロンパフェの捨てがたい!!
も、もう、こんなにたくさんあったら選べない!
季節限定ということで1月から5月まで。他にもたくさん季節のパフェがあるようです。旬が書かれたカレンダーもありました。なんと親切なんでしょうか。
Facebookではさくらんぼの季節にさくらんぼのパフェを是非!という声をいただきました ※川崎さん情報ありがとうございました
というわけで「苺パフェ」を注文
まだかなまだかなー。
↑むらはた2Fからの景色。
いやー。苺一体いくつ使っているんですかね。。。
というわけで数えてみました。
単純計算ですが40個!!!!単純計算なので間違っていたらすいませんm(_ _)m
市販の苺パック一パック20個も入ってないから2パックくらい入ってるんじゃないの?さすがフルーツ屋さんだーと感動しながらもう360度あらゆる角度で撮影ですよ。
さすがです。。
食べたところですが、また食べたくなってきました!
もう「むらはた」へ行くしかありませんね。
でも、来ないで!!
新幹線で混んできているのにさらに人が増えたらもうどうにもなりません。。お家で苺パック2つを買ってお家でパフェを是非作ってください!!!!というわけで住所など書かないことにしておきます(無意味。。)
ちなみに続編はこちら
【熱狂】むらはたのいちごパフェ。金沢に来てこれ食べないってまじで正気なの?パフェのための北陸新幹線と言っても過言ではない。
北陸新幹線はパフェのためにある。そういっても過言ではない。いちごパフェ しか頭にない編集長がいちごパフェだけを熱狂的にお届けするだけの狂った企画ですが。とにかく食いてぇ!!って思ったら直ちに金沢に来い!こちらのパフェは1月〜5月までの限定商品ですのでそれ以外の季節に金沢に来ても味わえません!残念!とにかく食べたいと思ったら金沢に来い!( 2016年3月18日公開 / 9年 )
さいごに
いかがだったでしょうか?「金沢最強パフェ「むらはた」の苺パフェ!異論なし!これを食べたことのない金沢人は一生後悔する!!」
単純にパフェ!でけぇー!すげー!で終わるのではなく、金沢には昔から茶文化があり仏教文化があり菓子文化がある。そういう歴史をパフェのような素晴らしいコミュニケーションツールを使って感じて欲しいのです。なぜ、金沢がこんなに甘いもの好きなのかというクッソ長い前置きはそのためです。
歴史を知り物事を深く見つめることでパフェもより美味しくいただけるのです。と、綺麗にまとめて今回は終わりとさせていただきます。